大人の恋をしよう☆彡
愛しい女 side 千隼
SIDE 千隼
「ただいま~。」
春に一度帰ってから、久しぶりの我が家。
本当は3年と言われたニューヨーク支社への転勤。
がむしゃらに働いて、なんとか、1年半で実績を残した。
やっと、帰って来れた。
今日、帰ってくることを誰に言わなかった。
理由はただ一つ。
ミーを驚かす為。
ずっと、傍にいるって約束したのに、留学やら、転勤やらで寂しい思いをさせてしまった。
けど、ようやく、一緒に居られる。
「え?!千隼?」
第一声はミーじゃなくて、母さん。
チッと舌打ちして見ると、
「ただいま。ミーは?」
「へ?・・え~と・・・・」
何だよ。イラ付くな。
ミーが居ないだけでイライラする。