大人の恋をしよう☆彡
もう、帰ってきていい時間なのに帰って来ない、家族を不思議に思い、玄関のドアを開けたとき、家の前に急ブレーキをかけて止まった車。
「美々ちゃん!」
出て来たのは、ちーちゃんのお母さんだった。
「おばちゃん?」
慌てて出てきたおばさんは、私の体をギュッと包み込むと、
「美々ちゃん・・・・あのね、お父さんたち、交通事故にあってね、今、病院なの。
・・・・・一緒に行こうか。」
何がどうなのっているのかわからなかった。
事故?
お父さんは?
お母さんは?
マナちゃんは?
病院に着くと、ベットが3つ。
その顔には白い布がかけられている。
私は、ただ、その場に力をなくて座り込んでいた。
そんな私をおばさんは、抱きしめながら泣いていた。
事故は、父の運転する車に、豪雨で視界が悪かったのに関わらず、スピードを出していた大型トラックが、カーブを曲がりきれずに突っ込んできたということだった。
スピードが出ていたこともあり、かなりの衝撃を受けた父の車は原型を留めていないほどだったらしい。
葬儀のとき、トラックの運転手の人は、まだ、警察ということで、会社の人とご家族の方が頭を下げてくれたけど。
私の所為だ・・・・・・
そう思っていた私には彼らを攻め立てことも泣くこともなかった。