大人の恋をしよう☆彡
「千隼がアメリカに帰った後すぐにね、珍しく美々ちゃんからしたいことがあるって相談されたの。」
「したいこと?」
「そう、初めてだった。
あの子、ここに来てから一度も私たちにお願い事なんてしたことなかったから。」
どんなに遠慮するなと言ってもミーは俺や母さんに一度も我が儘やお願事なんてしたことがなかった。
「何を願ったんだよ。」
嫌な予感がしたんだ。
「・・・一人暮らしをしたいって・・・・」
「・・・・・・・」
一瞬、頭の中が真っ白になった。
小さい頃から可愛かった美々。
家族を突然亡くしてしまった美々の悲しむ姿を見るは本当に辛かった。
命を絶とうとしたときは、本当に生きた心地がしなかったのを今でも鮮明に覚えている。