大人の恋をしよう☆彡
6つ違う、俺と美々。
だけど、可愛くて愛しくて、好きだという気持ちを伝えずにいられなかった。
だけど、なぜか、俺の気持ちを素直に言うと、逃げる美々。
あるとき、美々に言われた。
「私は・・・マナちゃんじゃないから・・」
いつも、愛美ばかりが褒められる環境にいた美々。
自分を卑下するのは昔から。
小さい頃から愛美と一緒に美々の傍にいた俺では、美々はダメなのかと思った。
そう思うと、耐え切れなくて、美々から逃げるように留学を選んだ俺。
美々を忘れようといろんな女と付き合ってみたが、どれも長続きはしなかった。
どうしても比べてしまうんだ。
美々なら・・・
美々だと・・・
美々だったら・・・・
そんな事ばかり考えてしまう俺はかなりの美々依存症だと思う。
そう気付いたとき、俺は美々を待つことにした。
幸い、美々は、人と接することを苦手としていて、本当に気を許した友達としか一緒にいない。
高校に入学してからは、綺麗になって行く美々に告白してくる男はいても、美々は断り続けていると聞いた。
それでも心配で心配で父さんや母さん以上に美々を気にしていた。
そんな俺を過保護だと美々も父さんも母さんも呆れるけど、そんなこと、どうだっていい。
俺は、美々を守りたいんだ。
俺の手で。
俺の全て。
なのに・・・・・なのに、どうしてだよ。