大人の恋をしよう☆彡

「嬉しかったって!

・・・・一人暮らしも初めてで、大学は始まったばかりなのよ。
それなのに、そんなに一遍にいろいろなことをしたら、疲れてしまうわ。」


怒りながら話す母さんに、


「俺もそう思ったよ。彼女にもそう言った。

でも、どうしてもやってみたいって、そう言うんだ。

いつもなら、反対されれば、すぐにわかりましたっていう美々ちゃんが始めて反抗しているような気がして・・・・OKしてしまった。


俺はつくづく、美々ちゃんには甘いらしい。

お前たちには反対させるのが分かっているから、言わないで欲しいって言われて黙っていた。

千隼が帰ってくれば、すぐにわかることだと思ったからな。」



ニコニコしながら話す父さんに、俺も母さんも呆れ顔。



「どんなバイトしてるんだよ。」



もう許してしまったのなら、しょうがない。


でも、何をしているかは知りたいと思い、父さんに聞いた。



「学習塾の事務のバイトだそうだ。」



「塾の事務?」



「ああ、人とはそんなに接しないらしく、そこからリハビリだって笑ってたよ。」



客相手とかじゃないことに心底安心はしたけど・・・・・。

心配は心配だ。





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