大人の恋をしよう☆彡

「兎に角、ミーに会ってくる。場所教えて?」


母さんにそう言うと、



「明日にしないさい。」


「何で?」


「今日はね、加奈子ちゃんと出掛けるって言ってたわ。」


「そうか・・・・」



いつもすぐに会えると思っていた美々。

俺さえ、家に帰れば、居れば、いつでも傍にいると思っていた美々が今は居ない。



その現実に俺の心が悲鳴を上げている。


「千隼。」


急に父さんに呼ばれて、父さんを見れば、まっすぐと俺を見て、



「俺はお前に、美々ちゃんを守りたいんだったら、まず、自分自身を成長させろと言った。」



「ああ。」











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