大人の恋をしよう☆彡
だけど、絶叫系が好きな島先輩と加奈子。
私は、ダメ。
ジェットコースターとか全然ダメ。
加奈子たちを待っている間、ベンチに三上先輩と座っている。
「ねえ、先輩?私、待っているので、乗ってきていいですよ?」
「いいよ。大丈夫。」
「でも・・・・先輩だって、乗りたいでしょ?私、本当に大丈夫なので。」
だって、悪いもん。
私だけが絶叫系がダメなだけで、先輩は乗れるんだもん。
それなのに、こうやって待ってもらうのは、なんだか気が引ける。
「あのさ~、美々ちゃん?俺は、別に君に気を使ってここにいるわけじゃあ、無いから。」
「へ??」
なんとも間抜けな声を出しちゃった。
「あの二人と一緒に俺も行けっていうの?」
先輩が指差した方を見れば、仲良く寄り添いながら、並んでいる加奈子と島先輩。
「ああ~・・・ですね。」
「だろう?俺だってそこまで空気読めなくないよ。」
「はあ~。」
確かにあの二人の間に一人で入っていく勇気、私も無いかも。