大人の恋をしよう☆彡
「いえ、ただ、ここで待っているだけです。」
と簡潔に答えると、
「え~、そうなの?一人で寂しいじゃん。俺たちが一緒に待ってあげようか?」
なんなの?
なんだか、嫌だな~。
「いえ、すぐに来るので結構です。」
ってちゃんと答えたのに、
「遠慮なんてしないでよ。俺たちもちょっと、休憩したいし。」
と言って、なぜか、私の座っているベンチに腰を下ろす男の子。
なんか、不味いなっと思い、腰を上げようとしたとき、急に目の前に誰かの背中が見えた。
驚いて見上げようとしたとき、
「何か用?俺の連れなんだけど。」
その声は、今まで聞いたこともないような低い声。
でも、見上げた先にいたのは、確かに三上先輩。
「いや~、ちょっと、話していただけだし。」
なんて言いながら、さっきの男の子たちは去って行った。
そして、振り向いて私を見た先輩は、大きなため息。
何?私が悪いの?
なんだか、ムッとした。