大人の恋をしよう☆彡
それから、沙奈と別れて部屋に帰ってきたけど、どうやって帰ったのかも覚えていなかった。
今まで、告白されたことが無い訳じゃなかった。
でも、いきなり知らない子に好きだと言われてもどうせ、私の上辺だけを見ているのだろうと思い、その場で断ってきた。
だって、本当の私を知れば、絶対に私なんて好きになるはずがないから。
なのに、私は今日、三上先輩に言われて、なぜ、すぐに断らなかったのか。
確かに、先輩から、返事はまだいいとは言われたけど、あの場ですぐに断れたはずなのに。
私、先輩のこと・・・・・・好き・・・なの?
分からない。
小さい頃からずっと、ちーちゃんしか見えなかったら。
気がつくと、夕方帰ったはずの私は、ずっと、ソファに座っていたらしく、カーテンの隙間からこぼれる朝日を浴びていた。
一つ大きなため息をして、
「お風呂・・・入ろう・・・」
思い腰を上げて、熱いシャワーを浴びた。
少しはスッキリして、そのまま、布団に入り、目を閉じた。
よかった。
今日がお休みで。
バイトもないし、今日一日は、ベットで過ごそうと決めて眠りに付いた。