大人の恋をしよう☆彡

「だって、一応、一人暮らしだし。」


「ああ。」


「・・・一応、女の子だし・・・」


「分かってる。だから言ってるんだろう。」


全然分かってない!


「おばさんに渡す。」


若干、ムッとしながら言うと、私よりももっと機嫌の悪い声が帰ってきた。


「なんでだよ。俺でいいだろうが。」


ま、負けないもん。


「ちーちゃんは、分かってないよ。私はもう子供じゃないの。
女の子の一人暮らしなの。」


「だから、何だよ。」


「私にだって、見られて恥ずかしい物だってあるもん。だから、おばさんに渡す。それでいいでしょ。」


少し睨みながら、見上げると、拗ねたような顔をしたちーちゃん。


「だったら、どうやって、俺はお前の部屋に入るんだよ。」


一緒に暮らしてきた期間が長い所為なのか、ちーちゃんの中では私の部屋に入ることは普通みたい。


一応、私は家族ではないのに。

それでも女の子の部屋に入りたがるって・・・・・・。








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