大人の恋をしよう☆彡
下を向いて涙を堪える私の頭を包み込むようにちーちゃんが抱きしめてくれる。
「ごめん、ミー。久しぶりに会って早々に喧嘩したいわけじゃないだ。
ミーが言うとおり、今までは離れて生活していたけど、これからは違う。
ミーの傍にいてやれる。」
ちーちゃん、私は、離れる為に一人暮らしを始めたんだよ。
もう、ちーちゃんに不快な思いをさせたくないし、迷惑かけたくない。
「ミー、母さんが待ってる。行こうか。」
「うん。」
ちーちゃんの車に乗っている間中、ちーちゃんは私の手を握ってくれていた。
それは、小さい頃から癖なのか。
私を安心させる。
もう、頼らないと・・・・。
迷惑をかけないと決めているはずなのに、こうして甘えてしまう私は、どこまでも救いようの無い甘ったれなんだと思う。