大人の恋をしよう☆彡
私の頭をクチャクチャと撫でておじさんが出て行った後、おばさんが買ってくれたベットに腰を下ろした。
ここが私の帰る場所。
本当にそうなら、どんなに嬉しい事か。
こんな事を考えるのは可笑しいことだけど、もし、おじさんたちに子供がいなかったら、ううん、ちーちゃんがじゃなかったら・・・・・。
私は、今でもこの家に居たのだろうか?
勝手にちーちゃんを好きになり、勝手に苦しんでいる私。
それでも、ちーちゃんに出会えたことには感謝したい。
私に好きという感情を教えてくれた人だから。
布団にゆっくりと体を沈めると、ポケットに入れていた携帯電話が鳴る。
ディスプレイを見ると、
「三上・・先輩?」
通話ボタンを押して、
「もしもし?」
と出ると、
「あ、美々ちゃん。俺、分かる?」
「はい。三上先輩ですよね?」
「そうそう。」
「どうしたんですか?」
「う~ん、何してるかな~って思って。」
「はあ~。今、ちょっと、出先です。」
「あ、そうなの?じゃあ、邪魔しちゃったかな?」
「あ~、いえ、そんなことは・・・」
ガタン
物音が聞こえて扉の方を見ると、扉に寄りかかるようにしているちーちゃん。