大人の恋をしよう☆彡
慌てて、電話をかけると、
「大丈夫なのね。よかったわ~。千隼が何か言ったんだって?ごめんね。」
「そんなことないです。私が悪いんです。」
「そんなことないわ。千隼が悪いに決まってる。それに・・・・
美々ちゃん、私はあなたの母親のつもりよ。だから、何でも相談して。一人で溜め込むのはダメ。」
「ありがとう。おばさん。」
いつも、ちーちゃんより私を心配してくれるおばさんに感謝しながら、バイトに向うと、
「美々ちゃん!」
事務所の入口にいたのは、三上先輩だった。
「こんにちは。先輩。」
「昨日、大丈夫だった?」
「え?」
「いや~、電話で焦っていたからさあ~。まずい時に電話したのかと思って。」
そうか、心配していてくれてたんだ。
「全然、大丈夫ですよ。ちょっと、驚いただけだったんです。」
「そうか、なら、よかった。」
「ちょうど良かったです。先輩にお話があったんです。」
「俺に?・・・何か良い話じゃなさそうだね。」
「先輩のお気持ち。とっても嬉しかったです。
でも、やっぱり、その気持ちを受け入れることは、出来ません。
ごめんなさい。」
私の一方的な話に、先輩は苦笑いをしながら、
「それでも、俺は君を諦められない。」
と言いながら、去って行った。