王子様との甘い秘密
この人、関わったら多分、というか、絶対危ない!
顔カッコいいくせに、危ない!!でも、優しいかも・・・。
不意にそう思った。
「ゴホッツ!すごいホコリー!この学校の資料室きたねーッ!!」
「仕方ないですー!全然使われてないんですからッ」
2人でやっていくと、かなりきれいになった。
「わー、みちがえる資料室~」
「そうですねー。」
掃除し終わった部屋を2人で見返す。
「じゃ、かえろっか。君、寮生?」
「は、はい。」
そういうと、また天使のような笑顔で笑った。
「じゃあ、一緒に帰ろうか。」
あ。
一緒に帰るのは嬉しいけど、
この学校には世にも恐ろしい不良グループがあるんですぅう!!
目をつけられたら高校生活は終わり…
裏学校サイトで誰が入部(?)しているか分からない激怖いグループがあるんですー!
目をつけられたら誰がやったか分からない過激な嫌がらせを受け、不登校に追い詰められ…。
「あ、でも教室で仕事あるから。私はここで。では、また明日。」
そういって教室の方向に駆け出した。
私はとにかく走り続けた。
岡本君と居る所でも見られたら大変な事になるかもしれないし・・・
何処に行こうか迷った結果図書室にでも行く事にした。