王子様との甘い秘密


「・・・ふぁぁ」



「あれ、私寝ちゃったんだ」

「もうこんな時間かぁ」


岡本君も帰っただろうし私帰ろっかな。
私は下駄箱に向かった。すると・・・



「・・・岡本君!?」

「あーやっと来た。おまえ逃げ足速すぎ」
「な、なんでここに?」
「そりゃぁ、おまえ待ってたからだよ。早く帰るぞー」


ええええ――――!

帰ったと思ったのにー!
やばい!どうしよう!私の高校生活がおわるぅぅー!


あッ!ひらめいた!!!
弥奈はカバンから紙を取り出し、自分のメアドを書いて渡した。

「あのッ!これ私のメアドです!一緒に帰れません!理由はメールで聞いてください!ではっつ!」
そういって寮の方へ駆け出した。

怜は、訳もわからず立ち尽くした。

んー、我ながらよく頑張った!しかもあんな好きな人の前で!
走りながら思った。

んん?今好きな人っていった?
いった!!絶対いった!!!!


私、怜君のこと好きなの??
寮に着きただボーっとしていた。

私が怜君の事が好き!?
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