天国と地獄の境界線がなくなる前に僕はもっとやるべきことがあったのかもしれない

建物の中はとにかく広くて天井が高く、大きな体育館のような作りで、壁際に距離を置いて結構な人数が座っていた。

アイコンコンタクトで真ん中にある小さい机を見た後に女の人は離れていった。

建物の中をぐるりと見渡すと武器も食料も最小限だけど部屋のあちこちに散らばって置かれていた。そして中央にある机。さっき彼女が見たものへと近づいていった。