タクシー運転手と俺


しかし、運転手は、俺の期待を裏切ってくれた。




[そういう事は、なかったですね。あったら言いますよ。

私は、プロですよ。プロが最短ルートで走ったんですよ!

何なら本気でやりますか!?」




プロ!?プロ!!




俺は、軽々しくプロと口走る人間が嫌いだった。




本当のプロフェッショナルは、自分自身を軽々しくプロ等と言わない。




今の日本にプロ等ほとんど居ないのだと思う。




AKB48しかり政治家しかりだ。




アマチュアリズムを楽しんでる分には、いいのだと思う。




政治家でアマチュアは、困るがアマチュアには、アマチュアにしか出来ない事もあると思う。




ゴルゴ13くらいは、長年やってるからプロとして認めてやりたいけどね。




まぁ、いいや。




俺の中の何かに火が着いた。




「あんた、さっきからやるとか言ってるけど、何をやるんだい?」




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