君との甘い時間。~金髪ヤンキー×生徒会長な君~
「悠哉、大丈夫だから。浅山大樹はほんとに襲ったりとかする奴じゃないから。大丈夫。」
「いや、今襲われてなかった?」
『悠哉』って呼ぶのな。
眉間に皺がよる。
「ていうかなんで生徒会室にこんな不良がいるの?」
俺の中で何かが切れる音がした。
「浅山大樹はヤンキーとはちがくてっ…!いやそうじゃないとは言い切れないけどでもっ…!」
「もういいから」
明日香ちゃんの声を遮った。
「あっ…」
そこでなんちゃらゆーやくん?とやらがこっちを見て何か声を漏らした。
まあ、どうせ俺には関係ない。
少しイライラし始めた俺は、生徒会室を出た。
昼休みが終わるチャイムが校舎に鳴り響く。
今日は1日休むか。
なんでもいい。
俺は、教室へと向かった。