君との甘い時間。~金髪ヤンキー×生徒会長な君~



「悠哉、大丈夫だから。浅山大樹はほんとに襲ったりとかする奴じゃないから。大丈夫。」


「いや、今襲われてなかった?」


『悠哉』って呼ぶのな。


眉間に皺がよる。


「ていうかなんで生徒会室にこんな不良がいるの?」


俺の中で何かが切れる音がした。


「浅山大樹はヤンキーとはちがくてっ…!いやそうじゃないとは言い切れないけどでもっ…!」

「もういいから」


明日香ちゃんの声を遮った。


「あっ…」

そこでなんちゃらゆーやくん?とやらがこっちを見て何か声を漏らした。


まあ、どうせ俺には関係ない。


少しイライラし始めた俺は、生徒会室を出た。


昼休みが終わるチャイムが校舎に鳴り響く。


今日は1日休むか。


なんでもいい。


俺は、教室へと向かった。




< 17 / 52 >

この作品をシェア

pagetop