君との甘い時間。~金髪ヤンキー×生徒会長な君~
次の日の朝。
昨日とは違ってまた遅刻ギリギリ…いや、
オーバーな時間に学校についた。
教室に入ろうとすると
「浅山大樹、おはよう」
聞き覚えのある声。
フルネームという無愛想な呼び方。
「明日香ちゃん、おはよう」
「今日は逃がさないから」
「望むところだよ」
踵を返して走り抜ける俺。
全速力で追いかけてくる彼女。
今日は撒いたか…
後ろを見ても誰もいない。
疲れすぎてその場に座り込む。
しかし、今回は本当に追い詰められたみたいだ。
探しだした彼女がいた。