君との甘い時間。~金髪ヤンキー×生徒会長な君~
金髪をセットすると、制服を着崩して
香水を少しつける。
母さんに「気を付けてね」
微笑みかけられるとドアを開けて外に出た。
道を歩いていると
「うそっ浅山大樹だよねあれ!?」
「やばっ!今日登校はやくない?」
うるさい声が聞こえた。
そんな中、
「大樹くん!おはようおはよう!」
聞きなれた声が後ろからする。
「…彰人」
その声は中学からずっと一緒にいる石原彰人だった。
その容姿は黒髪をガチガチに固めた髪型が引き出す顔が整った、いわゆる『イケメン』で、
何度か告られた様子を見なかったこともない。