君との甘い時間。~金髪ヤンキー×生徒会長な君~
しかし相当バテバテなご様子で、
明日香ちゃんも俺のとなりに座り込む。
というよりバテバテすぎてバランスがとれなかったらしく俺の方に倒れこんできた。
「ちょ…ま…いまどく…から…」
「高二になってその体力のなさってどうなの」
「自分でもたまに思う」
ふふ、と笑う彼女。
俺に向けられた、天使のほほえみ。
俺だけの、俺のために明日香ちゃんが笑ってくれた。
「浅山大樹っ…?」
「大樹って呼べよ」
反射的にそう答えていた。
俺はもう、明日香ちゃんと近づくだけじゃ駄目らしい。
「いきなりどうしたの…?」
見てろよ、明日香ちゃん。
絶対お前と
「いいから呼べ」
甘い時間を過ごせるようにしてやる。