君との甘い時間。~金髪ヤンキー×生徒会長な君~
どしゃ降りの雨
保健室の扉を開けると、
すぐそこの下駄箱から靴を出す。
「お前次は生徒会長かよ」
後ろから聞き覚えのない、男の声がした。
振り返ると、
見たことのない先輩が二人いる。
茶髪の髪の背の高い奴と、
金髪の髪を少し残した坊主頭。
「悠哉にとられる前に生徒会長はとっとかねーとな」
茶髪の方が呟いた。
この学校の生徒会長は1人。
桐山明日香。
「は?」
つい自分の口から声が漏れてしまった。