俺様♂何様 遥様♀[続編]
レストランに入り、
ボーイに席に案内され、俺たちは窓際の席についた。

『…………………』
『…………………』


2人共、何もしゃべらない。いつも、うるさいくらいなのに…………
本屋でなんかあったのか?


『遥、本屋で何見てたの?』



『へぇ!?えっと………えっ!!さ、参考書!!見てたね!!』



“ね!!”って!!
なんかおかしいよ。


『うそだろ?何見たの?なんか、お前変だぞ』



うつむく遥

『瑠伊は、………か、家事が出来る人が好きなんだね。優しい人が……好きなんだね……。私、お料理とか何も出来ない………』




それって


『雑誌……見たのか?』





コクりと頷く遥。
はぁ〜、だから雑誌見るなって言ったのに………



『別れたくない…………お料理も洗濯も掃除も頑張るからぁ、ヒック……………グスン………』



泣くなよ…………




『いいよ。何も出来なくて、俺様が出来るから………それに、お前が別れたいって言っても別れてやんないし。大体、それ雑誌だから言っただけだしな』



俺、ニヤリと笑った。




『グスン………馬鹿。私も、別れてやんないから!!』


『それくらい言ってこそお前でしょ!!』





『明日で撮影終わりだよ』

そう、明日で映画がクランクアップ
一段落


『本当にじゃあ、明日行ってもいい土曜日だし』



『えっ!?そんなに俺がみたいの?』













































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