あの日、あの時、この場所で。

～結衣side～

今日から私も高校生。

まぁ、高校になってもほとんど行かないだろうだけど。

自分で言うのもあれだけど、中学1年生の冬からひきこもりだし。

今日も行かないけどね。

あまりにも引きこもりすぎて体重も物凄く減ってきてる。

何もやりたくない。

誰にも会いたくない。

何も食べたくない。

何も考えたくない。

そう考えていた右腕と左足には刃物の跡がたくさん。

私、生きてる価値、生きてる意味。

あるのかな?

・・・・・・・・・・・逢いたい。

勇太?今勇太は何してる?

何を考えてる?

誰と居る?

あっ。

勇太には彼女が居るんだもんね。

でも、勇太に“あの子”は似合わないよ。

“あの子”は悪いことをしてるんだよ?

なんで。

なんで。信じてくれないの?

“あの子”は勇太に私のウソの事を言ったんだよ?

私は本当の事を言ってるんだよ？








結衣｢あぁあぁああぁぁぁあぁあ!!!!!!!!!!」











“ブチッ”






鈍い音と共に私の右腕から血が出てきた。

もう痛いなんて思わない。

慣れたからさ。


ピロリン♪


ん?誰?