サクラ散レ
ここで自己紹介を。私の名前は、春野 桜。東神(とうしん)中学校2年1組の生徒。
趣味はバレー、得意科目は・・・・・・無い。
私の姉は、春野 美里。大学は行かず、専門学校に通っている。口うるさい。
私の妹は、春野 麗奈。私と同じの東神中学校の1年生。廊下で合った時、よく蹴られる・・・。
私の母、春野 屡香(るか)。父、春野 信。どちらも38歳・・・若いの?と思われるかもしれないが、私にとっては若い。という家族達で毎日を穏やかに暮らしていた。いつも通りの遅刻でみんなに笑われ、数学では赤点を取ってしまう始末だった。
「桜、元気だせよな。」
この言葉でこの子の性別はわかっただろう。そう、列記とした女だ。赤毛の癖毛で、バスケットボールのキャプテンをつとめる彼女の名前は、秋野 栞。性格は男だが見た目は可愛い女の子だ。実は違うクラスだった。彼女は2組だった。休み時間に栞のもとへ行くのは習慣になっていた。そして3組から無駄に元気で高い声が聞こえた。
「桜、おはよう!」
この子は、陸上部の全国大会優勝を叶えた人物。冬野 有華。金髪で、(染めてはいない)横に前髪をとめた、いかにも元気ですよアピールをだしている。成績もよく、可愛い。背が小さくてたまに見えなくなったりするのが玉に瑕だ。私達は特に仲がよく、一緒に学校へも行ってるはずだったが、最近は寝坊が多くて一緒に行けなかった。
放課後、私達は4,5組の方へ向かった。歩いていると、有華にあいさつをする人達がいっぱいで、前に進めなかった・・・・・・。嫉妬ではない。うらやましくもない。やっとの思いでたどり着き、

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