ハッピーエンドに憧れて
帰る途中、何故か無言のままで
ひたすら家まで歩いた。
早くつかないかな~とか考えながら
「あ、あたしの家そこだから、ありがとう」
「へぇ、大きい家に住んでんだな」
さっきの気まずい雰囲気は
どこかに飛んでいった。
良かった♪
「そうなのかな?うーん、
両親共働きだからかも
あ、上がって?お茶くらい出すよ?」
「はぁ!?」
「えっ!?」
久野くんの大きな声にびっくりする。
久野くん、すごく驚いてるけど
なんか驚かせるようなこと言ったかな…