ハッピーエンドに憧れて
うー…
「あんまり、寝られなかった」
朝の光は眠っていないあたしには毒みたい。
「あたま痛い…」
昨日のことが鮮明に思い出される。
ーーーー…
「久野くんとあたしが?」
首を縦にふる。
どうやら、あたしの返事を待っているみたいだ。
「勘違いなんじゃないかな?」
だって、そんなことしてない。
久野くんの彼女とあたしを間違えたのかも
しれないし。
「図書室で」
「あっ」
分かったかも。あたし確か目が痛くなって
それを功ちゃんが偶然