ハッピーエンドに憧れて


少女漫画を持って、図書室に向かう。

古いドアのきしむ音はあたしが図書室に入る合図だ。


「やったー、今日も貸し切り♪」

そう思ったのも束の間、

あたしの特等席に男の人が寝ていた。


あーぁ、

あたしの特等席から見える景色と風は最高なのに…

もっと、早く来れば良かった。


ま、いっか♪


適当に座って漫画を読もう。



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