*小さな光*−幸せな未来へ−
でも、あたしは…
そんなあなただから好きになれた…
だけど、今のあなたの優しさは…
あたしをどんどん苦しめていく…
だから…
あたしにもうかまわないで…
あたしのことはほっといて…
でも、そんなこと、本人には言えるはずもなかった…
「おまえ、外泊すんの??」
律は、庭のベンチに腰をかけた。
あたしも、律の隣に座った。
「まだ迷ってる…。」
「なんで??」
「なんでって…。今の気持ちのまま家族に会いたくないっていうか…。」
「は??」