*小さな光*−幸せな未来へ−
「大丈夫って!!何食べたい??」
「うーんと…じゃあ…」
あたしは、お店を見渡した。
すると、あたしの目に止まったのは『ふわふわオムライス』と書かれた看板だった。
「あたし、オムライスがいいな!!」
「ちょっ!!パクるなよなー!!俺もオムライスにしようと思ってたのに!!」
「ぱ、パクってなんかないよ!!」
「ははっ!!嘘だよ!!すぐ買ってくるから待ってて!!」
そう言って、律はあたしの頭を優しく撫でると、走ってオムライスのほうに並んで行った。
やばい…
心臓壊れそう…
すると、あたしの耳にある話声が入ってきた。
「あの人、かっこいいよね!!オムライスに並んでる人!!」
「あ、わかる!!さっき、彼女に頭撫でてたよ!!」
「え!?うそっ!!見たかったなー!!」
「いいよねー!!あんな人が彼氏だったら幸せなんだろうなー!!」