*小さな光*−幸せな未来へ−
「さっきね、話し声が聞こえたの。律がかっこいいって…。」
あれ…??
あたしってなんでこんなことでイライラしてるんだろう…??
あぁ…そっか。
これが嫉妬っていうやつか…
あたし、周りの女子に嫉妬してるんだ…
すると、律はあたしの手を強く握った。
「それは、こっちの台詞だよ…。」
「え…??」
「さっき、並んでたら、男たちみんな愛見ててさ…。かわいいって…。俺、嫉妬しちゃって、急いで買ってきたんだよ…。」
それって…
律も嫉妬した…ってこと??
あたしと同じってこと…??
「それに、今日のワンピースまじかわいいし…。今では、そのワンピース選ばなければよかったとか思っちゃってるし…。って何言ってんだろ、俺…。」