*小さな光*−幸せな未来へ−



あ…


あたし…何やってるんだろう…


「ご…ごめんなさい!!!」


急に恥ずかしくなったあたしは、逃げるように走り出した。


「ちょっ!!待てよ、愛!!」


律は、あたしのことを追いかけてきてくれた。


そして、あっけなく捕まった。


「おまえってさ、逃げるの趣味??」


「なっ!!そんなわけ…。」


「まぁ、いいや。とにかくこっち来て。」


そう言って、律はあたしを引っ張ってどんどん進んでいく。


そして、連れてこられた場所は人気のない木がたくさん並んでいるところ。


あたしは、その木に押し付けられた。


「あ、あの…律??」


「もう逃げんなよ…。」


「え…??」








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