*小さな光*−幸せな未来へ−
「俺から逃げんな…。」
そう言って、律はあたしに優しく自分の唇を重ねた。
「り、律!?」
あたしは、驚きとドキドキで頭が混乱していた。
「あ…えっと。ごめん、急に…。」
「え…??」
「なんか、急にキスしたくなって…その…。」
律の顔は真っ赤だった。
なんで、キスしたくなったの??
律はあたしのことどう思ってるの??
聞きたいことはたくさんある。
でも、聞けない。
聞きたくない。
だって、答えなんてもうわかりきってることだから。
すると、律は急にあたしを優しく抱きしめた。
「ごめんな、愛…。ごめん…。」
なんでそんなに謝るの…??