*小さな光*−幸せな未来へ−



わからないよ…律の気持ちが。


どんどんわからなくなってきてるよ…


でも、体を離すと、いつもの律に戻っていて…


「じゃあ、続き見にいこっか!!」


律があまりにも無邪気に笑うもんだから…


考える余裕なんて1ミリもなかった。


「うん!!行こっか!!」


それから、あたしたちは広場に戻って、オムライスを食べ、残りの動物園を楽しんだ。


律はホント全然変わらないくらいいつも通りで…


だから、気まずくならなくて…


残りの動物園を楽しむことができたと思うんだ…


そして、時刻はもう6時。


外はもう真っ暗だった。


♪ピーンポーンパーンポーン


『閉園のお時間となりました。閉園のお時間となりました。』


閉園を知らせるアナウンスが鳴った。


もう閉園か…






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