*小さな光*−幸せな未来へ−
早いな…
もう少しだけ、このままでいたかった…
すると、律はあたしの顔を覗きこんだ。
「何々??寂しいって顔しちゃって!!」
「なっ!!」
でも、律にはやっぱりあたしの考えてることなんかお見通しで…
「大丈夫だって!!今日はずっと一緒にいれるんだし!!」
「え??」
「話聞いてなかったの!?俺、今日愛んちに泊まるって言ったじゃん!!」
そ、そうだった…
律とのデートで頭がいっぱいすぎて、忘れてた…
でも…
まだ心の準備ができてない…
帰りたくない…
「いやだ…。」
「え…??」
「帰りたくない…。」