*小さな光*−幸せな未来へ−



お兄さんは、すっごいプレイボーイみたい…


「愛さん、今日はゆっくりして行ってね。なんなら、いつでもいていいんだからね!」


「ありがとうございます…!!」


お父さんは…


すごく優しい人。


律はこんな環境で育ってきたんだな…


なんか…


羨ましいかも…


あたしの家族もそんな仲が悪いって感じではないけど…


仲がいいってわけでもない。


学校のこととか、友達のこと、全然話さなくなったし…


家族みんなで一緒にご飯を食べることだって減ってきていた。


もちろん、家族で出かけるなんてありえない!!


昔は何かあるとすぐにお母さんとかに報告してたんだけどな…


律の家って…


すごく温かいな…


「ね、愛ちゃん!!」


律の家族を見て、そんなことを思っていると、お姉さんが話しかけてきた。






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