*小さな光*−幸せな未来へ−
お風呂場はとても広くて、あと1人くらいは一緒に入れそうだった。
「愛ちゃんってさ、律のことどう思ってるの??」
「え!?」
突然の質問に、あたしの頭は一気に混乱して、パンクしそうだった。
「いやー、律が女の子連れてくるの初めてだからさ!!」
「そ、そうなんですか…。」
そうだったんだ。
律だったらモテるから、結構女の子遊びに来てそうなのに…
「だからね、律にとって愛ちゃんは特別なのかなって。律は彼女じゃないとか言ってたけど…。あれ、嘘よね??」
あたしはお姉さんの言葉に息が詰まった。
だって、何て返したらいいかわからなかったから…。
「愛ちゃん??」
「えっと…。律が言っていることは本当です。あたしたち、別に恋人同士じゃないんです…。」
「え!?そうなの!?」
「はい…。ていうか、あたしのただの片思いなんですけどね…。」