*小さな光*−幸せな未来へ−
「恥ずかしいんだよ!!」
律は床に布団を敷き始めた。
あたしは、写真が飾ってあるところに行った。
「これっていつの??」
あたしは写真を指差しながら律に聞いた。
「確か、中学の頃と去年かな!!施設に来る前の写真!!」
「そっか。」
写真の向こうにいる律は、無邪気な笑顔で、友達と楽しく写っていた。
「楽しそうだね…。」
あたしは思わず思っていることが言葉に出てしまった。
「楽しかったよ!!愛も同じ学校ならよかったのにな!!ぜってーあいつら愛のこと気に入ると思う!!愛も、あいつらのこと気に入るよ!!」
律と同じ学校だったら…
どれだけ楽しい学校生活が送れていただろうか…
「会ってみたいな、律の友達に…。」
「じゃあ…明日会ってみる??」
「え!?」
半ば冗談で言ったつもりなのに…
いや、半分本気かも…