*小さな光*−幸せな未来へ−
そうだった!!
思い出した!!
昨日からあたし、律んちに泊まってるんだった。
「たく…。ほら、さっさと着替えて行くぞ!!」
「行くって…??」
「俺の友達に会いに。会いたいって昨日言ってただろ??」
そうだった。
「俺、下行ってるから。準備できたら降りてきて。」
そう言って、律は部屋から出て行った。
律の足音がだんだん遠くなっていくと同時に、あたしはもう一度ベッドに横になった。
「はぁ…。なんか、緊張しちゃったな…。てか…心臓に悪い。」
律の顔があんなにドアップで…
あたしは思い出しただけで顔が真っ赤になってしまった。
「愛ちゃん顔真っ赤ー!!!」
「え…!?」
あたしは、驚いて体を起こして、声のするほうを見た。
すると、そこには律のお姉さんがいた。