*小さな光*−幸せな未来へ−
でも、決して無駄な時間ではなかった。
大切な…
幸せな時間だった。
だから、もう後ろを向いてばかりじゃいけない。
前に進まなきゃいけないんだ…。
あたしは、このとき、ある決断をした。
そして、家に帰ってきたあたしたちは、すぐにリビングに行き、みんな疲れたのかソファーに腰を下ろした。
でも、あたしだけ座らず、立ったままだった。
それに気づいた律は「愛??」と不思議そうに見つめていた。
「あの!!話があるんですけど…。」
「話??」
「はい。」
「何々??」
みんな、あたしが何を言うのか興味津々だった。
「明日、実家に帰ります。」
「え…。」
みんなあたしの発言に動揺していた。