*小さな光*−幸せな未来へ−




「よし!!これで大丈夫!!」



江藤さんは、あたしの小さなすり傷に絆創膏を貼った。



「ありがとうございます。」



「いいえ!でも、びっくりしたわー。急に律くんが大声出すんだもの。」




「だって、女の子なのに傷跡なんか残ったりしたら…。」



「まったく、律くんは優しすぎなんだからー。」



「そんなんじゃないですよ!!」



そう言いながら、笑いあう2人。



謎が増えるばかりだった。




「あの、江藤さん。この人と知り合いなんですか??」



「え??あー…そういえば、紹介してなかったわね!!この子は、中原律くん。ここの施設に住んでる子よ。」







< 52 / 197 >

この作品をシェア

pagetop