*小さな光*−幸せな未来へ−



律は、こんなあたしを軽蔑しただろうか…??


嫌いになっただろうか…??


そんな心配が心を支配した。


そして、あたしは、急いで玄関に向かった。



今は、この施設にいたくなかった。


「あれ、愛ちゃん!!朝ご飯は??」


そんなとき、運悪く、江藤さんに会ってしまった。


「食欲ないんで…。」


そう言ってあたしは、走って病院に向かった。


いつもは、カウンセリングとか検査とかめんどうだから、時間ギリギリに行っていたけど、今日は10分前に着いた。



「あれ??愛ちゃん、今日は早いね!!」


遠藤先生と斎藤先生は驚いていた。


「調子どう??ちゃんとご飯食べてる??」


遠藤先生が優しい口調で聞いてくる。


「はい…。平気です。」





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