青空バスケ―another story―
子守り
陽斗side
「ハル君ー!!」
ある日、家に帰ると……何か可愛い生き物に飛びつかれた。
チワワだ……家にチワワがいる……。
「栞奈……?」
「ハル君!!」
俺よりかなり小さい……いや、もしかしたら同い年の子よりも背が小さいであろうチワワ。
俺のイトコの幼なじみ、岬栞奈だ。
ちなみに小三。
「何で栞奈が?」
「ん?分かんない」
ケロッとした表情で答える栞奈。
……うん、いつも通りだ。
すると、奥から母さんが出てきた。
「栞奈ちゃんのご両親がね、友達の結婚式で北海道に行くんだって。
その間高瀬家で預かる予定だったらしいんだけど、お母さんが熱で寝込んじゃったらしくて。
だから代わりに預かることにしたのよ」
「何日いるの?」
「二日。
日曜の夕方には迎えに来るはずよ」
日曜……明日の夕方か。
明日は一日練習だから……俺が帰って来た頃にはいないのか。
「栞奈、おいで」
高い高いをするように栞奈の体を持ち上げた。
「もう赤ちゃんじゃないよ」
「本当は嬉しいクセに」
「むー……ハル君のイジワル」
栞奈は人にくっつくのが好き。
よく抱きつく癖があるし、甘えん坊。
そしてちょっと泣き虫。
笑顔がよく似合う女の子で、チワワのようなつぶらな瞳で見つめられると……勝てない。
みんなに愛されてる女の子だ。
「ハル君ー!!」
ある日、家に帰ると……何か可愛い生き物に飛びつかれた。
チワワだ……家にチワワがいる……。
「栞奈……?」
「ハル君!!」
俺よりかなり小さい……いや、もしかしたら同い年の子よりも背が小さいであろうチワワ。
俺のイトコの幼なじみ、岬栞奈だ。
ちなみに小三。
「何で栞奈が?」
「ん?分かんない」
ケロッとした表情で答える栞奈。
……うん、いつも通りだ。
すると、奥から母さんが出てきた。
「栞奈ちゃんのご両親がね、友達の結婚式で北海道に行くんだって。
その間高瀬家で預かる予定だったらしいんだけど、お母さんが熱で寝込んじゃったらしくて。
だから代わりに預かることにしたのよ」
「何日いるの?」
「二日。
日曜の夕方には迎えに来るはずよ」
日曜……明日の夕方か。
明日は一日練習だから……俺が帰って来た頃にはいないのか。
「栞奈、おいで」
高い高いをするように栞奈の体を持ち上げた。
「もう赤ちゃんじゃないよ」
「本当は嬉しいクセに」
「むー……ハル君のイジワル」
栞奈は人にくっつくのが好き。
よく抱きつく癖があるし、甘えん坊。
そしてちょっと泣き虫。
笑顔がよく似合う女の子で、チワワのようなつぶらな瞳で見つめられると……勝てない。
みんなに愛されてる女の子だ。