青空バスケ―another story―
初めてのハル君のお家……。
ドキドキ……とか言ってる場合じゃない!
インターホンを押すとすぐにハル君が出てきた。
「ごめん……わざわざ」
「いいの。
それで、子供は?」
ハル君に案内されて、一つの部屋に入る。
ベッドの上で布団が上下していた。
静かに近寄っていくと……そこに寝ていたのは小学生ぐらいの女の子だった。
海里が風邪引いたときはよくあたしが面倒を見てたから、こういうのは慣れてる。
「大丈夫だからね……」
あたしはそっと声をかけて行動を開始した。