青空バスケ―another story―
桜ひらひら
七海side
春。
花が咲き、生き物達が動き出す、春。
「ナナちゃん!萌ちゃん!
また同じクラスだね!」
「よろしくね、イッ君」
「その萌ちゃんっていうのやめなさいよ」
「いいじゃーん!」
三年生になって、あたしはイッ君と萌りんと同じクラスになった。
ハル君と風見君と香織は隣のクラス。
イッ君は親友二人と大好きな香織と同じクラスになれなくて少し残念そうだった。
「ね!伊沢さんでしょ?」
「え……うん、そうだけど……」
「やっぱり!
浦山君と付き合ってるんでしょ?
いいなぁ……」
「浦山君って二人きりだとどんな感じなの!?」
どんな感じ……?
んー……たまにちょっとイジワルなところがあって……
……ていうか、何でこんなに囲まれてるの?
「七海、行くわよ」
「あ、萌りん!」
萌りんに引っ張られてあたしは何とか輪の中から抜け出せた。
春。
花が咲き、生き物達が動き出す、春。
「ナナちゃん!萌ちゃん!
また同じクラスだね!」
「よろしくね、イッ君」
「その萌ちゃんっていうのやめなさいよ」
「いいじゃーん!」
三年生になって、あたしはイッ君と萌りんと同じクラスになった。
ハル君と風見君と香織は隣のクラス。
イッ君は親友二人と大好きな香織と同じクラスになれなくて少し残念そうだった。
「ね!伊沢さんでしょ?」
「え……うん、そうだけど……」
「やっぱり!
浦山君と付き合ってるんでしょ?
いいなぁ……」
「浦山君って二人きりだとどんな感じなの!?」
どんな感じ……?
んー……たまにちょっとイジワルなところがあって……
……ていうか、何でこんなに囲まれてるの?
「七海、行くわよ」
「あ、萌りん!」
萌りんに引っ張られてあたしは何とか輪の中から抜け出せた。