青空バスケ―another story―

「七海~」

「あ、香織」

「やっほー。
遊びに来ちゃった」


松山……?


松山が伊沢と仲良さげに話していた。

あの二人……仲良いのか。


「ちょっとちょっと!
ナナちゃんと香織ちゃんって仲良いの!?」

「良いんじゃない?」


ってか、ナナちゃんって……。

いつの間に……。


「俺もあんな風に香織ちゃんと話してみたい!」

「じゃあ話してこいよ」

「侑ちゃんはダメだなー。
このドキドキ感がまたいいんじゃない」

「お前は恋する乙女か……」


はぁ、と侑哉が小さくため息をついた。


「陽斗、お前も何か言って……」

「恋って……いいな」

「……もうダメだ、コイツら」
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