青空バスケ―another story―
「ハル君のバスケしてるところってね……本当にキラキラしてるんだよ。
……ハル君のユニフォーム姿……もう一度観たかった」
「七海………」
「ハル君がドリブルしてるところも……シュートしてるところも……仲間とハイタッチしてるところも……全部」
七海がゆっくりと俺の方を向いた……。
「っ……………」
七海の目には……涙が溜まっていた。
涙でいっぱいの目で俺を見つめる七海……。
「っ………もうちょっと……一緒にいたかったなっ………」
…………………。
……ギュッと……力強く七海を抱きしめた。
「っ……もっと……一緒にいろんなところに行きたかったし……一緒に高校生活を過ごしたかったっ……」
「七海……」
「……好き。
好きだよ……ハル君……」