青空バスケ―another story―

あんなに会いたくてしょうがなかったのに……いざ会おうとすると、怖くなった。


今、ハル君がどんな生活をしてるのか知らない。

……ハル君に彼女がいないとも限らない。


もしいたら……あたしはどうしたらいい?


そう考えると……怖くなった。


ハル君のことを信じてないわけじゃない。

でも……もう五年だよ?


23歳……。


友達の中には結婚してる人もいるかもしれない。


そんな歳に……周りがハル君をほっとくはずがない。


大人になったハル君は……きっと高校時代よりも大人びてカッコよくなってるんだろうな……。

そう考える度に会いたくなるけど……不安にもなった。


……そんなことをしている間に、帰国してから二年が経っていた。
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