青空バスケ―another story―
始業式が終わって、ホームルーム。
俺はボーッと担任の話を聞いていた。
今日もこの後部活やって……あ、昼飯持ってきてない。
……購買で何か買うか。
今日やってるかな……。
まぁ、購買がやってなかったらイツから奪おう。
うん、そうしよう。
「浦山君」
「へ……?
あ……何?」
突然、前の女の子に話しかけられた。
ヤバい……すごく焦った。
「これ。回して?」
「あ……あぁ、はい」
回ってきた学校便りを一枚取って後ろに回す。
……ビックリした。
……あれ?
何で俺の名前知ってたんだろ?