青空バスケ―another story―
そうだ、バスケをしよう。
陽斗side

「陽斗!」


侑哉からパスを貰い、ゴールの方に向かって走る。

そして、そのままシュート。


シュッと音を立てて入っていくボール。


「よしっ」

「今日は絶好調だな、陽斗」

「この後楽しみなことがあるからな」

「伊沢とデートとか?」

「デートって……。
まぁ、七海は関係あるけど違う」

「じゃあ何何!?!?
ハル、何すんの!?」

「バスケ」


俺がそう答えると、二人はポカンとした顔で俺を見た。


「え……部活終わった後にまたバスケ?」

「バスケ馬鹿……」


いいんだよ、楽しいから。


それに。

海里との大事な約束だから……。

< 61 / 300 >

この作品をシェア

pagetop